PDF基本ライブラリ LE:PDF:Libは、PDFファイルの解析と保存を行う自社開発の基本ライブラリです。 利用するにはPDFの構造を理解している必要がありますが、解析自体は汎用的に作ってあります。 その為に単体販売はしておらず、受託開発時に組み込んでのご提供となります。 限られた内容であればPDF内テキストを位置情報と共にXML出力することも可能です。 自社製品の「PDF長期署名ライブラリ LE:PAdES:Lib」でも利用しています。

〇 概要
概要
極力外部依存ライブラリが無いように設計されており、オープンソースのPKIモジュールAES/MD5/Arc4や、zlibライブラリ、iconvライブラリ(Linuxのみ必要)を利用して動作します。

PDFのファイル構造を解析してxref(相互参照表)情報やファイルトレーラ情報を収集します。 解析後は必要とするオブジェクト情報の取得が可能となります。 辞書やオブジェクト等のクラスが用意され必要な参照等を辿ることができます。 以上の機能によりPDFファイルの文書構造の解析と利用が可能です。 パスワード暗号化は一部を除き対応済み(制限を参照)です。 情報を追加しての保存(増分更新含む)も可能です。

テキストを取得するには更にオペレータの解析やフォントのCMap情報が必要になりますが、現在はまだ限定的な解析機能のみ対応しています。 事前にテストされたPDF生成システムが生成するPDFの解析とテキスト取得は可能です。

〇 機能・動作環境
機能
 ・PDFファイルの解析、ただし描画コンテンツは簡易解析のみ。
 ・PDFの任意のオブジェクト生成とオブジェクト追加(PDFの更新)。
 ・PDF内の画像解析(電子帳簿保存法対応)。
 ・PDFプロパティ取得と更新/追加。
 ・PDFのXMP入れ替え。
 ・PDFのXMP編集(Windows版のみ)。
 ・PDFの添付ファイルの取得と追加(1ファイル200MBまで)。
制限
※1:パスワード暗号化の暗号方式AES-256bitには現在未対応(将来対応予定)
※2:証明書による暗号化には現在未対応(将来対応予定)
動作環境
Windows環境:
 ・Windows 7以降/Windows 2008 以降
 ・ビルド環境:Visual Studio C++ (VS2010以降)
 ・必要モジュール:Microsoft Visual C++ ランタイムが必要
Linux環境:
 ・Linux x64 (32bit版別途対応は可能)
 ・ビルド環境:GCC 4.1/4.3(Makefile利用)
 ・必要モジュール:libc-2.5.so以上、libstdc++.6.0.so以上でこれらと互換性のあるライブラリが必要

※ ラング・エッジ製品はほぼ全てのソースコード付きでお使いの環境でのリビルドが可能です。

〇 ライセンス・販売
ライセンスと販売
PDF基本ライブラリ LE:PDF:Libは、利用には高度なPDF知識が必要であり基本的単体での販売や提供はおこなっておりません。 別途PDF関連の受託案件にて組み込んでのご提供となります。 ご興味がありましたらお問い合わせください。

〇 ラング・エッジ(お問い合わせ)
  • Mail: お手数ですが手入力下さい (スパム対策の為GIF画像、クリックしてメール送信可能)
  • Tel: 03-3862-2268 (担当:宮地 不在時には留守番電話になります)

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