「PDF長期署名ライブラリLE:PAdES:Lib」と「PDF基本署名ライブラリLE:PAdES-Basic:Lib」がバージョンアップして V1.08.R1 となりました。今回はメジャーバージョンアップとなり2点仕様変更がありましたのでご利用前にご確認ください。追加された主な新機能や修正等は以下となります。
■ 仕様変更:
→ 検証時にCRL優先からOCSP優先に仕様変更(Windows/Linux)
→ HTTP通信方式をWinInetからWinHttpに変更(Windowsのみ)
■ 新機能:
→ Windows版でHTTP通信方式の選択が可能となった
→ Windows版でSocket+OpenSSLのHTTP通信の利用が可能となった
→ VisualStudio 2022に対応した、VS2010/VS2012は非サポートとなった
→ 署名証明書を取得する PdaSign.getSignCert() を追加
→ 検証時に署名証明書認証パスのトラストアンカー指定rootが指定可能
→ LpaCmdの-verify時に-resultのみ指定で標準出力に検証結果XMLを表示
■ 修正項目:
→ OpenSSLをV1.1.1からV3.1.1に変更した(
サポート期間の問題)
→ 1バイト目が改行コードのPDFファイルも読み込めるように修正
→ /Pageに/Annotsの間接指定時特殊ケースで例外を生じるケースを修正
→ 署名オプションのSignInfoの埋め込み文字列をUTF16LEからUTF16BEに修正
→ AESV2/AESV3の暗号化時PADDINGにおいて割り切れるサイズの場合の問題の修正
→ MDP署名のP=3/Lock署名のP=3 の時に署名フィールド付与が出来ない問題の修正
→ LpaCmd引数に"で囲い中にスペース文字があった場合に正しく認識しない問題の修正
→ Linux版にてシステムのタイムゾーン値取得時に異常な値だった場合の問題の修正
→ Linux版にて文字列セット時のUSC4変換のチェックを厳しくした
→ オブジェクトの重複があった場合に-4220/PDA_ERR_UPDATE_BYTERANGEとなる問題の修正
→ 事前に複数署名フィールドを用意後に外観付き署名付与を行った場合の表示問題の修正
→ PKCS#7署名の検証に失敗するケースがあった問題の修正
→ CRL取得がシングルスレッド実行されていた問題の修正
→ Linux版プロキシ利用時のマルチスレッド対応で稀に失敗する問題の修正
→ LpaCmdの設定XMLを-type doctsで使った場合にエラーになる場合があった問題の修正
その他詳細は製品ダウンロードページ(
LE:PAdES:Lib /
LE:PAdES-Basic:Lib)でご確認ください。製品ダウンロードページでは認証が必要です。その他「PDF長期署名ライブラリLE:PAdES:Lib」について詳しくは
アンテナハウスのページをご覧ください。評価版もご用意しておりますのでご興味があればアンテナハウスより
お申込みください。