むかしむか~し
自分のホームページで3DCGソフトの
LightWave3Dの情報を提供していました。その中でも結構人気があったと思う企画の1つにレンダリングのベンチマークをMacOS版(同盟軍)とWindows版(帝国軍)に分かれて競った
SPEED WARSと言うものがありました。見てわかるとおりSTAR WARSのパロディでもありました。当時のLightWave3Dのバージョンは5.6で、同盟も帝国もクロック数では1GHzに届かない時代でした。でも3DCGはブームの真っ最中で活気もあったし楽しい思い出です。
閑話休題。MacBookのLeopard上でIntelネイティブでは無いLightwave3Dの8.6が動作したので久しぶりにベンチマークしてみたのでSPEED WARS 2009として公開してみます。IntelネイティブにするにはLW9以降にバージョンアップしなきゃいけないんですが… まあとりあえずエミュレータ環境である
Rosettaでどの程度のパフォーマンスになるかの参考にはなると思います。と言うことで興味のある方だけ [続きを読む] をクリックください。
PC/CPU | LW3D thread | Rendering time |
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MacBook Core2Duo 2GHz | 1 thread | 56.2 sec |
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2 thread | 66.9 sec |
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4 thread | 62.9 sec |
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8 thread | 67.1 sec |
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PowerBook PPC single 1GHz | 1 thread | 52.9 sec |
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2 thread | 83.5 sec |
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4 thread | 85.3 sec |
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8 thread | 89.2 sec |
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PowerMac PPC dual 866MHz | 1 thread | 78.9 sec |
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2 thread | 81.8 sec |
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4 thread | 80.1 sec |
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8 thread | 77.9 sec |
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いきなりベンチマーク結果です(笑 なおPowerBook/PowerMacのOSはLeopardでは無くTigerです。
ふむ。Rosettaを使っても1GHzのPowerPC並みのスピードは出ています。少なくとも従来使っていた環境より遅くはなっていないのだから当面は充分ですね。私は3DCGのプロでは無いので(^^;;
しかしマルチコアの威力は感じられません。まあベンチマークした内容が良く無いのかもしれませんね。そのうちマルチスレッドの影響の大きいデータを探して再度チェックして見ましょう。今回使ったデータはオルカを2048x1536ドットでレンダリングしてみました。右の画像をクリックすると半分にした1024x768ドットの絵が見られます。このデータはかつて某専門学校のパンフ用に作成したものだったりします。
最後に昔を懐かしんでSPEED WARSの最後のデータを公開しておきましょう。いや懐かしい!同盟軍(MacOS)がXファイターで、帝国軍(Windows)がTIEファイターを模したアイコンを使ってます。本体が2つになっているのがDual-CPUマシンですね。RatioはPowerMac G3 300MHzを1.0とした速度比です。クリックすると元データが表示されます。当時データを提供してくださった皆様、本当にありがとうございましたm(_ _)m