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2010-01-29
宇宙の傑作機と大元帥本 [by miyachi]
宇宙開発史の新年会で風虎通信の新作3冊を購入していた。先週読了。
まずは宇宙の傑作機の新刊「ベネラ惑星探査機」。著者は
dokuさんだ。米ソが宇宙開発競争していた時代に惑星探査の分野でソ連は金星と火星でリードしていた。ちなみに金星と火星で探査機は基本的に同じ構造だったらしい。そのうち金星探査機のベネラシリーズを最初から丁寧に解説してある。問題が発生するとそれに対応して一つずつ解決して行って最後には金星地表に着陸機を降ろして地表の風景の撮影まで成功する。ちなみに凄い圧力と熱の為に地表では1時間程度しか探査できなかったとのこと。結局ベネラと名づけられた(打ち上げや金星への軌道投入に失敗するとコスモ等と名づけれる)探査機は10機以上にのぼり、名機と言って良いでしょう。しかしその執念には恐れ入るばかりです。惑星探査の世界が楽しめます。
次に「世界の射場から その2」。著者は風虎通信の高橋さん。
なぜか時間が出来てしまった著者が今度はH2Bの打ち上げを見に行く見聞録。なぜかの理由は書かない(^^; ちなみにこの時は高速船のトッピーが流木の関係で運行停止になってしまいロケット見学の皆さんを混乱の渦に叩き込んだとのこと。2ch関係では鹿児島から漁船を出させると言う話もあったそうでこちらもベネラに負けない執念だなぁ。ああロケット打ち上げを見に行きたい!
最後は異色の1冊。「メモリはかくして作られる」著者は鳥坂さん。トサカ先輩…では無いよね(^^; 主にDRAMの歴史から勉強できる一冊。IT技術者ならこのくらい知っとけみたいな情報満載ですので勉強にいかがでしょう。
今回は不義理をして
くだん書房では買わなかった。ごめんよ店主。その代わりでは無いが先日くだん書房に寄ったらちょうど宇宙古書が入荷したとの話。漁ってみると妙に
野田昌弘大元帥本が多い。?と思ってパラパラめくると…サイン本があったり出版社から「野田先生のご依頼により…」みたいな寄贈本があったりして驚く。サイン本は「今井 今朝春様」になっている。こちらもググってみると、おお!私も持っている
「ザ・スペース&ウオッチ―月着陸30周年とオメガスピードマスター」の著者様では無いですか!これがどのような経緯でくだん書房に入って来たかは不明ですがとりあえずその辺りの本は買うことに!今井今朝春氏は時計やカメラに関連した書籍を沢山出されているようですね。いやお宝になったぞと。
ところでサイン本のやさしい宇宙開発入門も読了。シャトルの問題がやっと分かった頃の本ですが、
ESAのエルメスや
NASDAのHOPEの話もあったり夢がある時代だったなあと。当時のわくわく感を思い出せてくれる本でした。
2009-09-07
忙しくて
くだん書房で取り置きしておいて貰ったきり、取りに行けてなかった宇宙の傑作機の新刊2冊「宇宙の傑作機12 RD-170」と「宇宙の傑作機 別冊 スカッドミサイル」を金曜日に取りに寄った。今回は2冊とも分厚いので合計1900円。まあ内容の濃さを考えると仕方が無いか。
まだパラパラ読みした程度ですが読み応えありますねえ。まずは
水城さんのスカッドミサイルから読んでますが旧ソ連のロケット/ミサイル開発の歴史からしっかり書かれています。図や写真も多くて既に同人誌の域を軽く超えています。勉強になるなぁ。もう1冊のRD-170はソ連/ロシアの名エンジンの系譜です。ちなみに先日韓国で打ち上げられた羅老号(KSLV1)の1段目はRD-170系列になるRD-151です。こちらはまだパラパラ程度なのですが世界最大推力を誇るロケットエンジンだけに面白そうです。
くだん書房では20冊程仕入れたようですがすぐに完売したとのこと。再入荷があると良いですね。
2009-04-15
GoSatWatch [by miyachi]
宇宙開発マニア向けのiPhone/iPod touchアプリとしては何と言ってもこの
「GoSatWatch」だ。価格は
1200円するけど安い買物ですよ!右の画面を見て貰えれば一目瞭然だと思いますが、ISS/シャトル/人工衛星なんかの現在位置を確認するアプリです。そう宇宙開発の管制センターでメルカトル図の上にシャトルや衛星なんかの軌道が出ている
写真を良く見ると思いますが、それが自分の手の中で実現してしまうので。これは宇宙開発マニアとしては
買いでしょう。と言う事で興味のある方だけ [続きを読む] にて。
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2009-04-07
宇宙開発マニアの視点 [by miyachi]
日本中が某国の
「ミサイル」発射で議論や解説がこれでもかと言うくらいに行われている。またマスコミの過剰報道のような気もするが一人の宇宙開発マニアの視点で今回の問題を分析してみる。
まず「ミサイル」なのか「衛星打ち上げ」なのかと言う議論があるが無意味であろう。どっちも基本的に同じ物だ。目的が異なるだけ。基本的と書いたのは「誘導装置」の有無で多少は違いがあると言えるかもしれないと言う程度。ミサイルは目的とする場所に打ち込め無いと意味が半減する(ただし後述するが今回は意味がある)ので、誘導装置は必須となる。過去にISASが打上げた日本最初の人工衛星
「おおすみ」は政治的配慮から精密な誘導装置は使わず「重力ターン」方式で軌道に乗せた。精密な誘導装置が無いからISASのロケットは「ミサイル」では無いと言う為の措置だが、実際にはロケットでも「誘導装置」があった方が良いのは自明であろう。実際M-VやH-IIAはもちろん誘導装置を搭載している。その意味で機能面から見て「ミサイル」と「衛星打ち上げ」に違いは無い。
次に「何故日本に向けて発射するのか?」と言う疑問も出ているようだが、非力なロケットで衛星を打上げようとすれば東に向けて打ち、地球の自転速度も利用する方が楽だと言う回答になる。極軌道と言う南極と北極を通る軌道の場合は南北のどちらかに打上げる事になるが、南だと韓国さらに沖縄近辺を通過する事になるし、北だとロシアや中国の上空を通る事になる。東西南北を他の国に囲まれた某国の場合はいずれにせよどこかの国の領土上空を通過して、1段目と2段目を落下させる必要がある。その場合に最も効率が良い真東に打てば、
1)通過するのはどうせ国交関係が悪化している日本だし。
2)1段目も2段目も海に落とせるし。
3)最もアピールしたい米国へのプレッシャーにもなるし。
と言う事で某国としては真東はメリットだらけなのである。ちなみに真上にロケットを打上げても軌道速度(横方向の速度)が出せないので落ちてくるだけ。なのでロケット打上げでも真上を目指す事はありません。最初は真上を向いていますが速度を出すのに邪魔な空気が無くなった高空で横方向に向きを変えて軌道速度を稼ぎます。
ちなみに真東から4度角度を変えると津軽海峡上空を通過するそうで、実際にテポドン1号の時はこの津軽海峡通過ルートを通ったと
松浦さんの記事にあります。今回真東なのはなめられている(または日本に対する効果を考えている)のか、たった4度でも効率の良さが必要だったのかのどちらかであろう。
さて他国の上空を通過する事はロケットだとしても問題は無いのか?と言えばやはり事故の可能性が否定できず損害を受ける可能性があるのでかなり問題と言える。通常のロケット打ち上げなら2国間で損害賠償や軌道をそれた場合の爆破対処方法等を打ち合わせる事になる。それでも問題になる。実際に某国隣の韓国もロケット打ち上げ場を韓国南部に
羅老宇宙センターとして建設している。ここからロケット打ち上げを考えた場合にやはり東または南方向とすると、日本の関西から九州沖縄までの上空を通過する事になる。この為にやはり日本と韓国の間で色々と
問題となっている。つまり今回の某国によるミサイル発射も韓国のロケット打ち上げも同じ問題を抱えていると言える。
日本の場合には幸い東と南側に隣接する国が無い。太平洋があるだけなのでロケット打ち上げから見ると高緯度と言う他は非常に恵まれた環境にあると言える。米国がやはり東と南側が海になっているフロリダからロケットを打上げるのも同じ理由となる。
以上が主に技術面から見た解説となる。では今回の打ち上げは成功か?に関しては [続きを読む] にて。
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2008-12-15
2005年のロケットボーイズ [by miyachi]
先日本屋に行った時にふと目にとまって購入した1冊
「2005年のロケットボーイズ」を読了。元々単行本だったものが文庫化されたもののようです。感想としては
いや結構面白かったぞ!でした。作者もバリバリの文系で、主人公も同じくバリバリの文系…なのに人生色々あって工業高校に行って落ちこぼれています。そんな彼がキューブサットを仲間(?)達と作るまでのお話なんですが… 文系なので当然技術的な側面よりも、プロジェクトとかマネジメントとか交渉力とか何かを達成する満足感とか…が中心になります。と言って技術的な面も特に問題も無く色々と調査や下準備もされたようです。
技術屋の視点から物事を見る事が多い気がしますが、技術屋って以外に「何故宇宙開発が必要なのか?」とか真面目に考え込んでしまいがちです。そんな中でやりたいから何も見返りも無くても苦しくてもとにかくやりたいからと言う事が何だか爽快です。あと主人公カジシンの
「マジでか?」みたいな軽いノリがまた楽しくてぐんぐん読み進んでしまいました。
ってググってみたら何?
2006年にTVドラマ化されてんのコレ?
「マジでか!失敗した!見とけばよかった!」(笑) レンタルビデオで出てないんかな?今度ちょっと探してみよ。でもTV東京の深夜ドラマみたいだから期待薄すかもしれませんね。
何はともあれなかなか読んだ後味が爽快な1冊でした!お奨めです!なのであえて内容は詳しく書きませんでした!いやオジさんもなんか昔を少し思い出しちゃったよ(笑)
2008-06-08
訃報:大元帥は火星に還った [by miyachi]
日本のSFファンなら名前を知らないはずも無い野田大元帥こと
野田昌宏氏が6月6日にお亡くなりになられた事を
野尻ボードで知る。ああ何てことだ… 私も小さい頃から大元帥の翻訳したSFを読んで大きくなり、銀河乞食軍団を読んでドキドキハラハラし、NASA本を読んで羨ましさのあまり羨望の思いをして来ました。大元帥のおかげで豊かなSF人生を送れてきたとも言えます。本当にありがとうございましたm(_ _)m
大元帥の心はきっと宇宙空間を飛び越し火星に行ったのだと思いたい。そして今頃は
フェニックスのカメラに映らない場所から氷の塊をロボットアームに渡しているのでは… フェニックスに映らない場所にはもちろんもう一人の大元帥もいるんじゃないかなぁ… 乞食軍団の面々も揃っているに違いない!
ああ本当に何て言えば良いのだろう… これ以上言葉がもう出てきません。最後にもう一度
ありがとうございました!
2008-03-19
アーサー・C・クラーク 氏 逝く [by miyachi]
あぁ…遂に最後の巨星が…
「2001年宇宙の旅」作者、スリランカで死去
氏のSFはやはり高校大学の学生時代に読み、中学時代に読んでいたスペオペ(キャプテンフューチャー等)と違うハードSFとそれだけではないストーリー展開に夢中になって読んだものでした。「幼年期の終り」等大好きな作品を、また「2001年宇宙の旅」等のような素晴らしいSFを読ませて頂いて幸せでした、ありがとうございました。
訃報と言えば先日は
広川太一郎氏も亡くなられている。こちらはSF映画やアニメの声優としてやはり小さい頃からあの声を自然に受け止めていました。コミカルな声も素敵でしたが「600万ドルの男」のスティーブ・オースティン大佐の渋い声も大好きでした。ありがとうございました。
と言うことで強引だけどカテゴリーは
宇宙開発で!
2008-03-11
今日も今日とて宇宙開発ネタ [by miyachi]
今日はスペースシャトルSTS-123の打ち上げが現地の夜に行われる関係で日本では午後3時過ぎからとなった。3時頃から
NASA TVを表示しっぱなしにしつつ仕事をする。暫らくしたらカウントダウンが始まり午後3時半くらいに
リフトオフ!と言うことで記念に画像をキャプチャ。リアルタイムに海の向こうのロケット打ち上げが簡単に見られるのだから良い時代になったものです。
さて今回はJAXAの「きぼう」モジュールを持って行く訳ですが、皆さんご存知のように米国は既に国際宇宙ステーションからは逃げ腰になってます(^^; 日本人1名の常駐も難しいしそもそも時代から見て宇宙実験希望も減っているそうで寂しいばかりです。まるでプロ野球の消化試合のように感じるのは私だけでしょうか? スペースシャトルも色々言われていますが、それでも打ち上げは迫力ありますね!なにはともあれ祝無事打ち上げおめでとうございます!
さて今朝は
ISASメールマガジンで嬉しい情報が!あの
「はやぶさ」が
無事に3回目の遠日点を通過とのことです!満身創痍ながら「はやぶさ」頑張ってます!その時にどうなるのかは分かりませんがもう1度遠日点を通過して、2010年6月に地球に戻る予定です!頑張れ~!!
え?仕事?してますしてます!私も頑張れ~(^^;;
2008-02-07
ニコ動での宇宙開発動画など [by miyachi]
ニコニコ動画で宇宙開発関係のひろい物を幾つか。
ニコニコ動画に会員登録していない人はごめんなさい。
[ M-Vロケット7号機 空撮 ]
う~んこれは素晴らしい!M-Vロケットが上昇しているところを飛行機から撮影!朝日新聞の映像とのことですが感動しました!
[ 嫦娥一号打ち上げ ]
こちらは中国の月探査機「嫦娥一号」の打ち上げ映像。30分の大作ですが打ち上げ後はCG映像になってしまいます。
[ はやぶさの動画にトップをねらえ!の音声をつけてみた。 ]
音楽合ってますねえ… JAXAのビデオよりもこちらの方が
萌え^H^H燃えます。特にイトカワからの離脱シーン(^^; まあこれはネタってことで、
はやぶさ!何とか帰ってこいよ~! なお
トップをねらえ!を知らない人は面白くないのでご注意を。
おまけとして最近の宇宙開発の話題を幾つか。まずは
「Virgin Galactic、新しい民間宇宙船SpaceShipTwoを発表」のニュースが。SpaceShipOneと基本コンセプトは同じですが大型化されている
SpaceShipTwoが発表されました。空中発射母機の
WhiteKnightTwoも再設計されSpaceShipTwo以外に無人の小型ロケット(これは衛星軌道まで到達)も発射できるようです。宇宙開発をビジネスとして見た場合には貨物と言う意味で
ペガサスロケットがやっていた小型衛星打ち上げもアリなんじゃないでしょうか。それにしても
宇宙空港の画が美しい!こういうビジュアル面でのアピールも大事だと思います。
そう言えば昨日はJAXA/ISASの小型ロケット
S-310-38号機の打ち上げがあったはず。無事に成功したのかな? と調べてみたら無事
成功のプレスリリースが出ていました!こういう小型ロケットも数を上げて経験を積むことが大事ですよねえ。またH-IIAロケットの方は
14号機が
2月15日(金)の午後4時半くらいに打ち上げられる予定です。こちらも成功しますように!
また松浦さんが日経BPネットに「GXロケット、計画見直しへ」の
1回、
2回、
3回、
4回を書かれています。どうも右往左往しているプロジェクトのようで、以前からマニア内でも…以下略(^^;;
松浦さんつながりで、
先日も書いた松浦さん著による「中国1986」も読了してます。松浦さんの目で見た共産中国の色が濃い時代の中国感が読めます。松浦さんの理論展開や著作のファンなら
買いましょう! でもまだ
ご自身のサイトではこの本宣伝してないし(^^;; この本の存在はやっぱり抹殺されてますね(笑)
2008-01-15
先週の土曜日は恒例の
宇宙開発史新年会でした。昨年は告知に気がつかないでパスしてしまったけれど今年はしっかりと
掲示板をチェックしていたので大丈夫!無事に参加して楽しい時間を過ごして来ました。参加したのはいつものメンバーでしたが6人と今年はやや少なめ。しかし相変わらずの濃いネタで盛り上がりました。
参加者の一人である
高橋さんの風虎通信からはらこれまでコミケ恒例の宇宙同人誌「宇宙の傑作機」の最新刊
「スプートニク」が即売。なんせ著者の
水城さんも同席されているので色々お話を聞けて楽しい。なお私は新年会の前に
くだん書房に立ち寄っていたので既に
スプートニクは購入済みでした。
スプートニクは世界最初の人工衛星な訳ですが、本書はスプートニク以前の人工衛星発想の歴史や、人工衛星で必須となるテレメトリ技術に関しても入門的に書かれています。もちろんスプートニクと言えばかならず出てくるライカ犬等の「四本脚の宇宙飛行士」達に関しても詳しく書かれています。買いましょう!購入はぜひ
くだん書房で(^^;
さて「スプートニク」に関する裏話を幾つか。まず水城さん曰く
「今回は楽だった!なんせ写真や図の著作権が軒並み切れていたから!」。う~むなる程。次に高橋さん曰く
「今回のスプートニクは表紙に一箇所間違いがあります。さてどこでしょう?」の言葉に皆で間違い探し…でも見つけられませんでした(^^; 教えて貰えば
「おお。そこか!」の声が。さてどこなのかは購入して
自分で探してみましょう。増刷された時には修正されると思うので初版のみのミスになりそう。
今回の冬コミケでは風虎通信からもう一冊
「中国1986-バックパッカーの見た開放経済の夜明け」が。こちらは全く宇宙開発とは関係無い内容ですが、著者が宇宙開発ではお馴染みの
松浦さんです。松浦さんと言えば本日お昼休みに書泉ブックタワーで
「昭和のロケット屋さん」も購入。ロケット屋さんの方は
松浦さんのサイトで当然宣伝がされている訳ですが、
「中国1986」の方は完全に無視されています(笑) いや松浦さん、純粋な宇宙開発物と違って旅行記なんてそうそう売れないんですから
著者くらいは宣伝しましょうよ(^o^;; 私もまだ未読ですが売上げ貢献の為と、松浦さんの本ならハズレはあるまいと、これまたくだん書房にて購入済みです。
「宇宙の傑作機」シリーズはマニア内にも評価の高いシリーズですが、全く宣伝をしていない事もあり買う人が限られているのではないか?それは勿体無いのではないか?と新年会の席で話が出ていました。どこかに
おまとめページがあれば検索にも引っかかりやすいし良いのではとの結論に。メンバー中で一番ネットインフラを自由に使えるのは私なのでサイトを用意しようかな…
と言っているとかつてメンバー用に作りかけたサイトがある事を
桜木さんから指摘されてしまう。おお!そう言えば!(と遠い目をしちゃいかんだろ。<ヲレ) そのサイト名を「日本航空宇宙同好会(Nippon AeroSpace Societyを略してNASS)」と言います。いやまだサイトは稼動していますが秘密サイトなので検索しても出てきません。あしからず。
最近このブログ更新も滞っている状況でメンバーからは忙しいのだろうと心配されていたようです。いや確かに何かと忙しいんですが(^^;; 少しは趣味もやらなきゃ…
関係ないけどくだん書房つながりで、
先日宣伝をした
「WAVE」ですが、
著者サイト(注:18禁)によると、
「驚くほど売れていない」そうです(笑) 皆さん買ってくださ~い!売上げが悪いと2巻が出せないらしいので(^^;
[追伸]
今年は4年に一度の
「2008年国際航空宇宙展」が10月1~5日までパシフィコ横浜にて開かれます。宇宙開発史の御一行でまた行くと思います。そこで今年2回目のオフ会予定ですね。前回の
「国際航空宇宙展2004」では季節外れの台風直撃の日でした(笑) 先の土曜日も含めて新年会も毎年雨だし誰かが雨男? その前の
「東京エアロスペース2000」の時は一人で行ったので天気が良かった?
2007-09-04
この1ヵ月くらいで読んだ宇宙関連の本を簡単にご紹介。まずは
「宇宙はどこまで明らかになったのか」(写真右)は中が全部カラーなので図表を含めて見やすくこれで1000円は安い!直接の宇宙開発の話題ではありませんが最新の宇宙に関する情報としては1冊読んでみて損は無いのでは。私は結構楽しめました。写真左は野尻抱介先生のロケットガールシリーズの新刊(8年ぶりだとか)の
「魔法使いとランデヴー(ロケットガール4)」です。ライトノベル風ですが内容は「はやぶさ」ネタだったりと流石に濃いです。ちなみに同じく野尻先生で先日星雲賞を受賞した
「沈黙のフライバイ」を昨日から読んでいたりもします。こちらもJAXAからのネタ満載で楽しいですね。
続いてもう1ヵ月前の雑誌になりますが
「雑誌Pen8月1日号」(写真左)も宇宙開発特集でした。幅広くロシアネタも交えて良くまとまってはいますが、ネタ毎に2ページ程度なのでやや消化不良の感じも。ただ写真が多いので見て楽しいですね。
最後は夏コミケで今回は「宇宙の傑作機」新刊はありませんでしたが、同じ風虎通信から
「世界の射場から ~ 内之浦宇宙空間観測所の旅」が
くだん書房に入荷したので1冊ゲット。M-V-7号機の打ち上げレポートです。ああ私もロケット打ち上げ見に行きたい(^^;; 宇宙の傑作機もジェミニ宇宙船が2.5にマイナーアップされて再入荷しています。どちらもまだの方はぜひお買い上げ下さい。同人誌なので一般書店ではゲットできませんのでご注意を。
2006-12-18
H-2Aの8号機(きく8号)打ち上げ [by miyachi]
ちょっと仕事を中断してライブ映像を視聴中。先ほどリフトオフ!おお上昇していく速度が早い!!さすがにSRBを4本使っているだけの事はあります。先ほどSRBを分離。ここまで順調か!?
今回はストリーミング配信もほとんど問題無く視聴できています。高度は130キロ以上で、今衛星フェアリングも分離。現在高度約200キロに到達。SRBは2つのペアが時間差で分離している映像が。
第1段分離して第2段エンジンの燃焼1回目も開始。順調かな?ここまで来ればロケット系はほぼOKか?
番組では時間を使ってトランスファー軌道から静止軌道への説明をしている。う~んJAXAも広報的には力入れてますね(^^; Q&Aまでやっているけど、予め質問も仕組まれてそうな気が。考えすぎか(笑)TMとかありましたからねえ。
今打上げ時の再放送が。やはり上昇速度が早い。早すぎてまるでCG映像のようにも見えます。炎もSRBが4本あると派手です。少し雲があったのが残念ですが、正常にリフトオフしたのだから贅沢と言うものですね(w) 何はともあれもう一息!頑張れ!
第2段の2回目の燃焼も開始。Q&Aはちゃんと一般の質問にリアルタイムに答えているみたい。さすがにやらせは無さそうです。衛星分離まで確認したら私も仕事に戻ります(^^;
衛星(きく8号)分離!拍手がおきてます。これでロケット部に関しては成功です!おめでとうございます!後は時間をかけて静止軌道で停止すれば後は衛星本体の故障さえ無ければ運用に入れますね。良かった!アンテナ展開は12月25日の予定とのこと。楽しみに待ちましょう!
2006-12-01
旧共産圏の宇宙切手シリーズ5(最終回) [by miyachi]
いよいよ最終回です。って誰も楽しみになんかしてませんかそうですか(笑) まあとりあえず最終回行ってみよう!
今回は単独の雑多な切手です。国も色々なら内容も様々でかえって面白いかもしれません。
- ◎ 左上(チェコスロバキア)
- 75h CESKOSLOVENSKO 3-XI-1957
DRUHA SOVETSKA UMELA DRUZICE ZEME
MEZINARO CNI GEOFYSIKALNI ROK 1957-1958
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日付からスプートニク2号か?でも全然形状が違う気が(^^;
- ◎ 左下(ソ連)
- 10K NOYTA CCCP 1963
(他キリル文字なので良く判りません)
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字は読めないが年号と顔からテレシコワですね!ヤーチャイカ!
と言う事はボストーク6号。これだけ消印が無いなあ、未使用?
テレシコワの宇宙飛行は実際にはかなり悲惨な状況だったそうです(笑)
- ◎ 右上(モンゴル人民共和国)
- 10Tg MONGOLIA
VOSTOK / MOHRON WYYNAH
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赤い星がカッコ良いぞ(笑)
ボストークの編隊飛行?だとすると3&4号か5&6号のどちらか?
- ◎ 右中(ポーランド)
- 60GR POLSKA
LUNA 10
50 LECIE WIELKIEJ SOCJALISTYCZNEJ REWOLUCJI PAZDZIERNIKOWEJ 1947-1967
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本シリーズではお馴染みのポーランドの宇宙切手。
1966年3月のルナ10号。初めて月軌道周回した衛星です。
- ◎ 右下(ソ連)
- 10K NOYTA CCCP 1965
(他キリル文字なので良く判りません)
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宇宙遊泳記念か?日付から見てボスホート2号による初宇宙遊泳か?
1965年3月18日。パベル・ベルヤイェフとアレクセイ・レオーノフ。
これも宇宙遊泳したまでは良かったが宇宙服が膨張してしまい戻る時は冷や汗ものだったらしい(笑)
全5回以上で終了です!ごく一部のアレゲな皆さんだけにお楽しみ頂けたのでは無いかと思います(笑)
ああ…それにしてもここ暫らく
宇宙開発ネタばかりだ(^^; 本業の方は地道な実装作業に入ったのでプログラミングネタが書けません。暫らくは本業とは関係無いネタが続くかもしれませんが、呆れずお付き合い下さい。ではとりあえずこのシリーズは終幕です。ご覧頂きましてありがとうございました!おっと最後にこれまでのリンクを貼っておきましょう。
第1段、
第2段、
第3段、
第4段、
第5段。
2006-11-30
「ひので」成果や未知の世界 [by miyachi]
最後のM-Vロケットで打ち上げられた太陽観測衛星「ひので」による素晴らしい画像と動画が公開された。昔SFで、例えば宇宙戦艦ヤマト等で描かれていた恒星表面の様子がなんと実際の映像それも
動画で見る事ができるなんてなんて幸せなのでしょう!公開されている他の画像も素晴らしいです。未見の方はぜひ
国立天文台の発表をご覧ください。
しかしながらこの美しくも荘厳な画像で喜んだ後で悲しい訃報もあった。「ひので」のプロジェクトマネージャーであった宇宙研の
小杉健郎先生が脳梗塞の為に26日に亡くなられた。時間的には今回の素晴らしい映像はもちろんご覧になられてこれからの観測を楽しみにされていたことでしょう。心からご冥福をお祈り致します。小杉先生のお写真が
「松浦晋也のL/D」にあります。詳しくもそちらにて。
さて太陽と言う身近な恒星の素晴らしさに目を奪われてしまいましたが、ちょうど読了した本
「異形の惑星・系外惑星形成理論から」も楽しかったです。この本自体は2003年に発行された物なので少し古いのですが、ホットジュピターと呼ばれる恒星を数日で巡る巨大惑星の考察や、惑星がどのように出来るか等を簡単に楽しく読ませてくれました。もっと早く読んでいれば良かったなと(^^; まだ読んで無いかたはこちらもお奨めです!それにしても遠い未来だと思いますがホットジュピターのような異形の世界を想像図では無く、今回の「ひので」からの映像のように実映像で見る事ができる日が来るのでしょうか。未来の人が羨ましいです。
とか書いていると宇宙関連では無いがなんと
実相寺監督の訃報が(T-T) これも心からご冥福をお祈り致します。私が小さい頃に夢中になったウルトラシリーズをはじめ楽しい作品をありがとうございましたm(_ _)m
2006-11-24
旧共産圏の宇宙切手シリーズ4 [by miyachi]
またかと言われそうですが今回を入れ残り2回となりました。呆れずお付き合い下さい(^^;;
今回は
1回目と同じくハンガリー郵電庁発行の切手です。
- ◎ 左側
- 40f 1963-IX.3
VENUSZRAKETA
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1961年打ち上げのソ連の金星1号。なんか怪しいロボットみたいにも見えます(^^;
- ◎ 右側
- 60f 1963-IX.3
VOSZTOK URAHAJO
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ボストークらしいが号不明。これまたかなりいい加減な外見です(笑)
以上今回は地味目です。次回最終回はシリーズ物以外の雑多な切手を紹介します。雑多の方が面白かったりしますね。ではまた。